【シャフト加工における業種ごとの違い】

【シャフト加工における業種ごとの違い】

【業界業種による材質の違い】

当社では様々な業種、業界向けのシャフトを加工させて頂いていますが、ここでは業界ごとの特徴や違いを中心にあげたいと思います。

まずは材質から。食品機械関係のシャフトの材質はSUS304が大半。当社においてはお客様こそ違えどほぼ全てと言っても過言ではありません。シームレス管や鏡面研磨材等が中心。衛生面を考慮するとそうせざるを得ないのでしょうね。

半導体関係も食品機械と同様にステンレスが多いですが316、303、304と材質は多様でA5052や5056も多くありますが、鉄系素材がほとんどないのも特徴かもしれません。

逆に工作機械関係や建設機械関係は熱処理が絡んだりするからか、鉄系の材料が中心になります。SGD3(一般的にはSS400)、S45Cの他にSCM415や435材、SUJ2やSKD等、多種多様で材料在庫の管理も入荷時点で確実に行う必要があります。

材料在庫棚

【業種ごとに異なる加工の違い】

これは業界ごとと言うよりも、使われる部位や用途による違いが多いため、あくまでも当社がお引き受けしている加工の違いになりますが、完成品から考慮しても、それらの加工の違いは理にかなっており業種ごとの違いと位置付けても良いのではないかと考えています。

当社の場合は食品機械や建設機械関係は素材を活かした端面の加工や内外径の一部の加工に特化した製品が多く、半導体や工作機械関係は全部位に渡って高精度を要求されるケースが多く、画像処理測定機や硬度計、偏芯測定機等まで加工に際して用いるのは圧倒的に半導体や工作機械関係の部品であると言えます。

当社における自動車や医療関係の部品については、ハンダ付けやロー付け溶接絡みの製品も多いため、漏れ検査も必要に応じて行う場合があるため、加工の違いはそのまま検査に使う機器にも違いがあることが解ります。

【材質や加工の違いで業界を想像】

当社では直接最終ユーザー様に接する機会が多くないため、図面だけでは業界や業種が解らない図面も多くあります。

もちろん出来るだけ用途を知っておくことが、こちらからの提案に繋がることもあるため、材質の違いや加工の違いからどの業界や業種向けの部品なのか予想することが結構あります。加工や用途を通じて様々な提案が出来る加工屋を目指しています。

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