『リバースエンジニアリング案件の増加』

『リバースエンジニアリング案件の増加』

当社のように長年に渡って部品加工を行っていると景気が悪くなってくると案件にも傾向や動向があることが解ってきます。

大まかには下記のように捉えています。

 

①量産部品が止まる&この段階で流通部品の転注案件はまだ少ない

②試作開発部品が止まる&流通量産部品のコストダウン案件増える

③保守部品が止まる&試作開発部品の相見積案件が増える

④自社商品を作りたい相談案件が増える&更に景気悪化が続くと。。。

 

どの業界や分野でも言えることですが大抵のお客さんは、たかが部品、されど部品を解っている方々が大半なので余程自社の検査体制が

整っていない限りは品質保持の観点からも既存仕入れ先からむやみやたらと転注を行ったりはしていないように解釈しています。

(あくまでもビジネスなのでいつの時代も安いところ探しばかりされる1次サプライヤーさんが活躍され続けることも別に否定はしませんが

こちらもビジネスなのであまり積極的に関わることもありません)

 

では今はどの状態状況かと言えば主に②から③のフェーズで悪化し過ぎというよりも先行きが不透明過ぎて④を選ぶ余裕がない状況ではないかと

捉えています。当社では様々な業界分野の部品を浅く広く網羅することを心掛けているため一概には言えませんが一部のお客様は量産流通部品が

やや回復傾向、一部のお客様は転注先探しのお見積りやご相談、そしてまた別の一部のお客さまは保守部品の製作、更に別のお客様は自社商品の

相談がある状態です。そのためトータル新規ご相談案件が増え過ぎて事務所はパツンパツンな状態と言えます。

中でもテーマのリバース案件は大変ありがたいことに安定して絶賛増加しています。

 

私やスタッフが作ってみたい、形にしてみたいと思うことを出来るようになってきたのは全てはスタッフ1人1人の成長あってこその賜物。

個人的には作る系の仕事の醍醐味は、当然のことながら先ずはお客さんのためではあったとしても、それ以前にやったことはないけれど、自分達も携わってみたい、

形にしてみたいと思えるかどうかに尽きると思っています。でも一応公人でもある私がこんな考え方だから会社がいつまで経っても大きくならないのでしょう。

いつかこの記事も当社スタッフが読んでくれる日が来ることを薄っすら願って書いてます笑

 

6月初めにご依頼頂いたお客さま転注引っ張り案件21枚も一昨日ようやく回答を終えましたが、別にその間に他の見積もりをしていなかった訳ではなく

様々な振り回され案件の中で見積即受注もしくは確実に受注な案件のご相談に注力していたに過ぎず、決して万博で遊び惚けていた訳ではないことを

言い訳してこの記事は終わりにしようと思います。ですがアイキャッチは万博帰りに新大阪駅で出会ったドクターイエローにさせてください笑

 

 

 

 

 

シャフト加工でお悩みの方は大塚鉄工所に無料相談

関東の精密シャフト加工なら神奈川県相模原市の大塚鉄工所にお任せください!品質保証・検査までワンストップで対応、材料ストックのあるものに関しては短納期のご依頼にも出来る限りお応え致します。まずはお気軽にお問い合わせください。

【旋盤屋社長の日常】カテゴリの最新記事