非鉄系の加工を行う場合にどこの機械加工屋でもあたりまえのこととして実施している脱脂洗浄ですが、
当社では簡易な脱脂洗浄と精密な脱脂洗浄を使い分けて実施しています。
簡易な脱脂洗浄は前提条件として数量が少なく、次工程で溶接が伴わない部品が多く、中でも用途が医療機器や
半導体装置ではない場合に多く実施しています。
一方で精密な脱脂洗浄は数量が多く、納品先やその先で一定期間在庫なる期間がある部品も多く、中でも用途が
医療機器や半導体装置の場合は数量に関わらず残留油分の完全除去が必須なため梱包に至る取り扱いまで細心の注意を
払って取り扱うように心掛けています。
脱脂洗浄に用いる道具も簡易はパーツクリーナーが中心ですが、とはいえ受注が少量多品種のセット品の場合には
精密洗浄に使用している炭化水素系洗浄液(Rohs2対応)を使用する超音波真空乾燥洗浄機に他の数モノと混載になりますが
一緒に精密洗浄を行うようにしています。
昨今の戦争に伴って石油由来製品の値上がりが止まらず当社でも難儀していますが、とはいえ脱脂洗浄を怠ると納品後に
どの段階で部品に残留した油分が悪影響を及ぼすか解らないため、日々丁寧な脱脂洗浄を行うよう心掛けています。
ちなみに精密脱脂洗浄に使用する超音波真空乾燥洗浄器ですが、工作機械と同じように定期的なメンテナンスが必要で
筐体となる板金を取り外しポンプ回りのメンテナンスを行う必要があるため、毎月半日程度稼働させることが出来ない
時間帯が発生しますが生産活動との連動は繁忙期ほど難しく、メンテナンス最中の洗浄機を使わない脱脂洗浄は出来る限り
簡易洗浄可能案件に限定するため生産管理同様に当社の製造にとって生命線でもあったりします。
そんな精密洗浄器ですが導入に至った経緯は医療機器メーカー様先で当社が納品した在庫品が1年半後に残留油分が悪さしシミになったから。
まさか納品1年半後に残留油分で不具合になるなどとは思っておらず、脱脂洗浄を根本的に見直す機会を頂いたと今でこそ感謝していますが
当時の私はまぁ烈火のごとく。。。笑
そんな洗浄器ですので当然当社的にだいぶ気合が入っておりまして、当社と同じくらいの事業規模で当社と同じ洗浄機を導入している企業は
導入して10年近く経ちますが一度も見たことがない設備になっています。見たことがあるのは事業規模が10倍以上ある半導体装置向け専業の
お客様で同じメーカーの洗浄器で数倍気合の入った設備のみ。導入前に見学させて頂いた自動車部品関連の会社は数十倍の事業規模でした。
そんな身の丈に合わない当社洗浄器は、時に精密薄物板金屋さんにご利用頂いている優れもの。サイズは300×450×300程度までになりますが
もし脱脂洗浄にお困りの際は当社までお問い合わせください。
追伸:久しぶりに真面目に記事を書いたらドッと疲れました。
集客ブログはチャッピーを使って書く方が楽なんでしょうが、それでは洗浄に掛ける私の思いはきっと伝わらないでしょう笑。
改めて今回も拙いブログをご一読頂きありがとうございました。