私が入社した当時(19年前)、当社は父の高齢化に比例して自動化無人化を加速すべく24時間稼働の大量生産少品種に
移行しようとしていた感がありました。それは父自身が技術者として新規案件の立ち上げにほぼ関わっていたからだと
思いますが、いくら零細とは言っても働き方としてそもそも無理があったのではないかと思わずにはいられませんでした。
では現在の当社はどうかといえば、少中量多品種&短納期に移行していて稼働時間も10時間を超えない範囲で賄っており
私自身はリバースや治具等の図面を描くことはあっても基本的に現場に出ることなく、最長で入社15年目のスタッフが
中心の製造になっているため、そこまで無理な働き方はスタッフだけじゃなく経営者も行わずに働くことが出来ています。
人数は入社当時と今は同じ人数で残念ながら売り上げはそこまで変わっていません。ただ単純計算で製品1個当たりの価格が
2倍以上違うということであり、経営者自身が現場に出ていないことからスタッフの力量に関してははるかに高くなっていると
言えます。
零細製造業ではいくら自動化無人化を加速させたとしても管理者は無人稼働時間中も気が休まらず、本当の意味で休むことが
出来ません(でした)。つまり零細は量で稼ぐのは限界があり経営者が若いうちは良いとしても本質大量生産には向いていないと
いうことではないかと思います。(とにかく延々と馬車馬のように働きたいって方はもちろん別です)
ちなみに入社時点の働き方は月2日土曜出勤(だいたい+1日休日出勤)、祝日稼働、長期の連休は自動車業界合わせでした。
現在は月1日土曜出勤(その1日も今はほぼ会社都合で休み)、祝日休み、長期の休暇は全て自動車業界合わせとまでは
いきませんが周辺企業よりは多めになっています。周辺企業の多くは私が入社した頃からそこまで稼働日数を変えずに事業拡大路線を
推進しているため比べるのは不適切ではあります。当社の場合は規模を変えず手を変え品を変え人が変わり。。。が主な働き方の変化です。
正解は解りませんが自宅に延々引き籠り特に何かするわけでもない3連休は私的には大変有意義でした笑
写真は万博入場早々に向かうも最初から入れなかったパナソニック館。。。