【材質はほぼ一択。】
ここでは業界ごとに異なるシャフトの特徴について書かせて頂きます。
まず初めに工作機械関係のシャフトについて。これは当社の場合は材質がほぼ鉄系素材に限定されています。
本数は1度に5〜50本程度が多く、熱処理が絡んだり外径の研磨があるシャフトが大半を占めています。
【協力企業依頼後の検査体制】
社内では熱処理や研磨を行うことが出来ないため近郊の協力企業に依頼することになります。
2年前までは熱処理については協力企業による検査のみであったため、自社で確認することが出来ず、ある意味でお任せの状態でお客様に納めさせて頂いていました。現在では硬度計の導入によりシャフトにおいても外径面は硬度を自社でも測定出来る環境が整備されています。
研磨については研磨依頼後に実測することはもちろんのこと、偏芯測定機を用いて全体の偏芯度を実測出来るようになっています。
【鉄系素材のシャフト加工の切削性】
熱処理前の加工であれば鉄系素材はよほど先端等が細かったり、高精度ではない限り切削性は良い方だと思います。
中にはやたらと粘りがあったり、切粉が巻き付いて切れなかったりする素材がないわけではありませんが。。。
熱処理後の切削は硬度のバラツキが刃物に直接影響を及ぼすため、より慎重な切削条件を求められるケースが多いです。
社内で完結する要素が少なく、得意であると言い切れる自信はまだまだありませんが、過去の実績データを元にした加工にはそれなりの経験値があると自負しています。シャフトの加工にお悩みの際はお気軽にご相談ください。