『痒いところに手が届くか否か』

昨日数か月前にご縁を頂き工場見学ツアーにも参加させて頂いた板金系設備を保有する方々の講演会兼忘年会に参加させて頂きました。

懇親の場で名刺交換をさせて頂いた方とは近郊でパイプ曲げをお願いしていた会社さんが廃業されたことについて。当社もその余波で

会社としてはあまり売りにしていないパイプベンダーのご依頼が増えた旨を話し、専業メーカーさんにはとても敵いませんが治具から

社内で製作出来るのでリピート品であればある程度お手伝い出来るかもしれませんとの話をさせて頂きました。

現在代わりにお願いしている会社さんは当社にとっても協力会社さんでもあったので、無理にお引き受けすることは出来ないのですが、

納期や物流コストを考慮すると当社に依頼する方がメリットがありそうなニュアンスでした。

最近特に感じるのは特にここ数年で急激に設備の高度化や自動化、無人化が加速したことでむしろ自社内で出来なくなってしまってた会社が

増えたような気がすること。

溶接の高度化によって大した溶接ではないにも関わらず、機械加工面取りじゃないと溶接出来なくなっていたり、溶接時に煙が発生するが社内で

十分な脱脂洗浄方法が確率出来ていないがために、機械加工よりも脱脂洗浄に手間暇(即ちコスト)が掛かるパイプ加工の依頼だったり。。。

決して高度な技術を有している会社ではありませんが、ただやたら短い納期に間に合わせることが出来たり、精密に45度切断が出来たり、半導体装置に

使用可能なレベルの高度な脱脂洗浄が出来たり、異形物への追加工が出来るだけで割とお仕事を頂けているような気がするのはありがたいことです。

もちろん旋盤屋としての機械加工では複合旋盤はΦ50までであれば1台の設備だけで加工を完結させることも出来ますし、Φ115までであれば両端450mm程度

であれば何メートルの材料からでも加工を行うことも出来ます。詳しくは私と名刺を交換頂ければ裏面に解りやすく書いたつもり笑

痒いところに手が届く機械加工屋としてこれからも続けていけるように精進したいと思います。

ちなみに今はお客さんに代わってリーク試験治具の設計や現物実測から部品図面が精度良く製作出来るようにトレーニングに励んでいたりします。

 

 

 

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