金属部品2次加工のプロ集団、大塚鉄工所
株式会社大塚鉄工所は、神奈川県相模原市に本社を置く、金属切削加工(シャフト加工)や曲げ、溶接を中心に焼入や研磨、表面処理等で機械部品を製造する企業です。
創業から70年以上。部品加工一筋で、特定の業種や業界に依存しない技術力と、同業他社との協調・連携により機械部品の総合請負が可能な態勢でお客様より長年のご支持をいただいております。
本記事では、弊社が得意としているシャフト系部品の製造時に用いる材質(素材)のなかで、銅についてその特性や種類をご紹介します。
弊社ではA5056、SUS303,304、C3604、S45Cの丸棒についてΦ80までのサイズを常に在庫しているため、工具さえあればごく短納期にも対応可能です。神奈川県におけるシャフト加工にお困りのお客様は是非お問い合わせくださいませ。
人類が最初に手にした金属、銅
銅は紀元前5500~4500年にはじめて人類が手にした金属といわれています。現在一番身近な金属は鉄といえますが、銅はそんな鉄よりも歴史が古い金属なのです。刃物、器、鏡、装飾品などに利用されてきました。
日本語で鉄を「くろがね」と呼ぶことがありますが、銅は「あかがね」とも呼ばれます。銅の生産量は年々増加傾向にあり、2018年の世界の銅地金生産量は23,661千tといわれ、2017年よりも1.1%増加しました。鉄、アルミニウムに次いで3番目に世界で多く消費される金属です。
銅は電気伝導率が良いことから、各種の電子機器や電気配線に利用されています。近年では電気自動車(EV)の生産増加により世界の需要が増えたようです。1台の電気自動車(乗用車)には約80kgもの銅、バッテリー駆動のバスに300kg以上もの銅が使用されています。
銅の特性
銅は銀に次いで電気伝導性、熱伝導性が高く、耐食性、加工性に優れていることから電線や携帯電話、スマートフォン、テレビなどの電子機器の配線、エアコンなどに利用されます。
銅の種類
一口に銅といっても、銅単体とその合金で複数の種類があります。シャフトをはじめとする各種金属部品は、その用途に合わせて銅の種類を選択しています。
亜鉛と銅の比率によって様々な特性があり、それぞれの性質に合わせて異なる用途に用いられます。以下に代表的な銅の合金と種類をご紹介します。
黄銅(おうどう)
黄銅は銅(Cu)に亜鉛(Zn)を添加した銅合金です。最も一般的に用いられる銅合金で、一般的には真鍮(しんちゅう)とも呼ばれます。
C2600
C2600は銅が70%、亜鉛が30%の合金です。冷間加工性に優れ、複雑な形状のシャフト系部品にも用いられます。C2680等とともに7/3黄銅(七三黄銅)とも呼ばれます。イエローブラスとも呼ばれます。Cは銅の英語名Copperを表しています。
C3604
C3604は快削黄銅ともいい、被削性を高めるために鉛(Pb)を添加した黄銅です。汎用性に優れ、被削性が高いため時計やカメラの部品、金属模型、弾丸の薬莢、バルブなどの切削加工による精密部品にも用いられます。
弊社ではC3604棒材を常に在庫しております。C3604によるシャフト加工でお困りの際はお気軽にお問い合わせください。
丹銅(たんどう)
丹銅は黄銅と同じく銅(Cu)と亜鉛(Zn)の合金です。黄銅よりも亜鉛の含有量が少なく、亜鉛分が3%~20%のものを指します。赤っぽい色から丹銅、レッドブラス、ゴールドブラスと呼ばれています。
JIS(日本産業規格)ではC2100~C2400が丹銅にあたります。展伸性が高く見た目も美しいため、ネックレスなどの装飾品や、トランペットやトロンボーンなどの金管楽器にも用いられています。
銅シャフト部品加工は弊社にお任せください
株式会社大塚鉄工所は銅をはじめ鉄鋼、アルミニウム、ステンレス鋼などあらゆる金属部品2次加工のスペシャリスト集団です。
創業70年以上の信頼と技術力で、自動車産業、産業機械メーカー、医療機械メーカー等、実に幅広い業界のお客様より高い評価をいただいております。神奈川県のシャフト部品加工にお困りの際は是非お問い合わせくださいませ。