【旋盤屋社長の日常〜その2〜】

【旋盤屋社長の日常〜その2〜】

第2回は対応力について

当社は旋盤加工部品が中心の会社ですが当然のようにフライス加工、マシニング加工がもれなくあるためマシニングセンタも複数台保有しています。現在は3台で対応しています以前は4台あった時期がありました。忙しい時期は良いのですが元々旋盤ベースの加工が多いのもありますが精度的に同時加工を要求されるケースが増えたことで複合加工機を増設したため、常に忙しいとは言えない状況が結構頻繁にありました。

マシニング系の加工は旋盤と異なり治具を使用したりCADCAMを用いたりすることで加工の自由度が旋盤に比べて高いため展示会に出展する際にもマシニング主体で製作するモノが結構ありました。特にジェンガはいつかは自社オリジナルを作ってみたいと考えていたため、材料だけは用意したものの長い間眠らせてしまっていました。

そんな長い眠りの中から以前勤めていたスタッフのアイデアをそのまま形にしたのが写真になります。一つ一つの加工は内部を貫通して削り込み外面を楕円に。元々当社のマシニング加工は中量生産部品の旋盤後加工が中心のため数的には丁度良かったのかも知れませんが、加工時間は相当掛かってしまっており1つ分は完成させてものの本業との兼ね合いもあって結局2つ目に繋げることが出来ませんでした。(右は切削完了後、左はアルマイト処理を施した後の現在)実際に販売するとしたらといくらになるか計算してみて材料費、加工費、処理費等だけで30万円近くになることが解り、以降ジェンガを作ってみるはあえなく終了することに。

やる前からある程度解っていたとはいえ、とにかくやってみることに価値があるのも事実。この製品を完成させてことによって自社のマシニング加工単体の対応力がどれくらいあるのか解ったのが何よりも収穫だったかも知れません。これを機にマシニング単体加工での当社の得意数量は50個程度になりました。改めてご一読頂いた方ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

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