『試験治具の設計からのお仕事に挑戦』

お客様の図面を形にする仕事が中心の当社ですが景気の減少もあってか既存装置に付随する現物から実測作図製作するリバース案件が増加していた中で

今回は客先図面をベースに、とある試験までを含めた治具設計からお仕事をお引き受けしました。

元々前職建設業では現場監督として現場を上手く納めるために施工図を描いていた経験が製造業でも役に立つとは思っていませんでしたが、

実際に実務を担う協力企業さんとヒアリングを重ねて図面にしていく流れは現場監督時代と何一つ変わらず、仕事を通じて勉強させて頂いている

感覚もあったため大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。

 

ただ時を同じくして、というよりも注文決定まで時間が掛かり過ぎたことから現物再現的リバース案件と受注が重なってしまい、複数案件の部品図及び

手順図や仕様を同時に作成する日々が続き、気付けばこのタイミングで着手しなければ間に合わない的な状況になったことからお客様も含めて社内外各所に

多大なるご迷惑をお掛けした感は否めませんが、表題にしている試験治具案件に関しては結果として何とか無事に納めることが出来ました。

 

ちなみに同時に対応を進めていた現物案件は現物実測から始まり熱処理が絡むため作図段階で変異を考慮してすり合わせた上で図面を完成させる必要がある

各2個計12部品で6セット。試験治具製作案件は計8部品と2部品に溶接や試験屋さんまで絡む製品。そのため入社以来MAXで施工図面の描きまくりでした笑

 

前職でバリバリ図面を描いていたのは20代後半から30代前半ですが、今はどうあがいても50代前半。でも20年経ってもコミュ力主体の施工図作成であれば

意外と何とかなるものでした。自分が何も解らない前提だと配慮や考慮せざるを得ず、とはいえ要求品質が変わらないのは前職建築業界的には意匠図(設計事務所)、

構造図(構造設計事務所)と同じで施工図(ゼネコン:意匠図・構造図を考慮しつつ電気設備等主にサブコンが作成する図面に法的拘束として建築標準仕様書に基づいた

図面を建具等の納まりを加味して描くコンクリート建築では躯体図と呼ばれるもの)、総合仮設図(工事の順番毎に移り変わる仮設計画を表現した図面)を描いていた

というより描かされる日々。。。

 

ちなみに当社では試験治具製作が絡む部品加工案件以外にも前職経験を活かした自社加工品以外に板金や製缶等を含めた装置部品1式請負等も対応可能です。

ただし私はしょせん1人で一旦抱え込み順次適切な協力企業に相談しながら進めるスタイルなので、正直そこまで大規模な装置や設備に対してキャパがあるか

どうかはその都度都度、日々の繁忙状況によって異なる旨予めご理解頂ければ幸いです。

そのためあまり積極的にお気軽にとまで言えませんがもし調達全般や施工図や手順図が必要になるような案件にお困りの際にはお声掛けください。

 

写真はこの夏唯一見つけたバンジージャンプの橋で見つけたカブトムシです笑

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