部品を再現する・させる難しさ

部品を再現する・させる難しさ

最近ご相談の多い現物部品の再現製作について。相談される方の中には提示させて頂くお見積りが高いと思われる方もいるようです。

当社のような部品加工は通常はお客様から頂く図面を図面通りに形にすることを得意としており、そのために必要な測定機器や加工プログラムを作成するためのCADCAM等を常備しています。

それら機器類は使用される装置と同様に誰もが保有しているものではないため、現物部品が使われている装置と同じように高額な機械であり、中でも当社で保有している測定機器の一部は同じ規模

の加工屋さんが所有しているのを一度も会社を見たことがない高額な機器であり、それら機器があるために現物部品から材質選定や熱処理種類の判定等が可能となっています。そして何よりそれらを

扱うスタッフはμ単位を正確に測定出来るだけでなく、現物部品を通して最適な工程を決定し、その上で必要となる図面を作成、加工に必要な必要な工具を揃えて加工を進め、最終的に現物が対象

装置に対して有効に機能するか否かまで保証する必要があるため、いつものようにお客様からご提示頂いた図面から加工するよりも高額になってしまうのが実情です。

測ると作るはある程度までは表裏一体ですが、図面通りにモノを作るのと現物部品が実際に機能するかはかなり別物であるとお考え頂く方が良いかもしれません。

 

見積回答も現物を元に測定・実測、検証にそれなりに時間を費やしてから回答します。労働人口減少人手不足な中小零細においては決して無料では出来ないとお考え頂ければ幸いでもあります。

ちなみに当社で現物部品から再現するためのプロセスは。。。もちろん企業秘密です笑

 

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